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アムステルダム東部湾岸地区の再開発

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アムステルダム東部湾岸地区の再開発は、慢性的な住宅不足を補うために、アムステルダムの中心部に隣接する旧港湾エリアを、住宅に転用したプロジェクトです。
もともと地区内には造船・修理用につくられた5つの島があり、それぞれの島ごとに異なるコンセプトの開発が行われました。


アムステルダム東部湾岸地区の再開発 (KNSM島・ボルネオ島・スポーレンブルク島・JAVA島)

KNSM島再開発はマスタープランをオランダの若手建築家ヨー・クーネンが担当。
ボルネオ・スポーレンブルク島開発のマスタープランは、オランダの建築家集団「ウエスト8」が担当しました。

<KNSM島>




ヨー・クーネン棟(1995)




















ハンスコールホフ棟(1994)


<ボルネオ・スポーレンブルク島>

約23haの敷地に、ウエスト8のマスタープランに沿って20チームの建築家が、
200~300戸の住宅設計を手がけている、ボルネオ・スポーンブルグ開発地域地区。(1997-)
さまざまなデザインで
、現在も住宅の設計・開発が進められています。

多くの設計者によって、地区ごとの開発が行われているのですが、島全体に統一感がありました。

理由として、この地区の設計は、住戸の建築面積の50%をヴォイド空間とすることを規定。
材料については、同一の素材(レンガ、木など)の使用を義務づけているからだそうです。
デザインの違いこそあれ、空間・素材が同一な為、全体からは落ち着きのある、統一された景観がうかがえます。

街としては、緑化が少し不足しているような印象を受けましたが、まだまだこれからなのでしょうね。
これが一般庶民の住宅ということなので、東京と似ている環境、立地なのに、うらやましーかぎりですね。


ウエスト8(アードリアーン・グーズ)

1960年オランダに生まれ、1987年にヴァヘニンヘン農業大学でランドスケープ・アーキテクチュアの修士号を取得。
卒業後ヴァン・ベークとともにWEST8を設立。




ノイトリング・リーダイク氏設計のアイ・タワー集合住宅。(1998)
直方体のコーナー部分を切り取るデザインで、もともとはエアーを内部に引き込むための仕掛で した。
今はデザインのみになっているようです。
上層に住戸、下層階に店舗を配し、ショッピングセンター「ブラジル」と一体計画されてます。










デ・アーキテクテン・シー設計のザ・ホエール集合住宅。
スポーレンブルグ島のランドマークです。












 














 





















 









<フリープランエリア>

フリープランエリアの水辺には、一定の規定内で市が推薦する建築家リストから、自由に選んで設計することができました。
それぞれが、とても個性的な住宅になっています。
水面ギリギリに異なるデザインの家が並んでいて、すごく面白いですよ。













 


 





 
 

 

 
Tabi/世界の建築 2010年6月
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