ヴェラヴィスタ クランペンボー海岸沿いのべルヴュー地区に1934年竣工のヴェラヴィスタは、高級リゾート開発内の住宅として建築されました。白亜の集合住宅でオーシャンビュー。 この同時代の日本(昭和9年)では考えられない光景ですね。向って右隣にレストラン・ヤコブセン、ベルビューシアター(1937年竣工)、左隣にはスーホルムが並んで建築されています。
バルセロナ現代美術館 バルセロナ現代美術館(MACBA)は、アメリカのリチャード・マイヤー(1934-)による設計です。 彼は純粋なモダニズム建築家として知られていて、ロサンゼルスの美術館、ゲッティ・センターで広く有名になりました。1984年にはプリツカー賞を受賞しています。
セントヴェネディクト教会 クール地方にあるセントヴェネディクト教会も、ズントーが設計したスイス山奥にある教会。 スンビッツ駅が最寄駅です。この建物はこの地方独特の木組みで建築されています。とてもすばらしい。
ロイズビル/マイ・ホテル/ロンドンの記憶 リチャード・ロジャースのロイズビルとマイ・ホテル、ロンドンの記憶を紹介します。 前回の建築探訪の時に、テムズ川沿いのリチャード・ロジャース事務所へ訪問した際、内部を見学させてもらい、挨拶だけでしたが本人と会うことができたことをを思い出しました。
ストックホルム市庁舎 ナショナル・ロマンティシズム建築の傑作で、一般にはノーベル賞の記念晩餐会が行われる場所で有名です。ラグナル・エストベリの設計で、1923年に完成しました。 メーラレン湖沿いにある立地なので、ヴェネツィア、サンマルコ広場にあるドゥカーレ宮殿を意識したとされています。
LLOYD HOTEL 歴史的建造物でもあるアムステルダム派全盛期以前に立てられたロイド・ホテルは、 外観装飾が見事なばかりではなく、内部ではアムステルダムの文化に関する様々な情報を提供しています。1920年に建築され、2003~2004年にかけてホテルとしてリノベーションされました。
カサ・バトリョ バルセロナのパセオ・デ・グラシア通りに面して建つ、海をテーマにして改修された地上5層、地下1層で、屋根裏階が1層ある集合住宅です。 1870年頃に建てられた住宅を資本家、ジュゼップ・バッリョ・イ・カザノバス氏の依頼でこの住宅改築を行いました。曲線的デザインが特徴で、自然光を効果的に取り込んで、その計算された濃淡のあるタイルやステンドグラスの装飾配置が見事です。
ロンシャン礼拝堂 近代建築の巨匠として、インターナショナル・スタイルを目指したル・コルビュジエは、建築史的にもモダニズム建築の第一人者としてのイメージが大勢でしょう。 しかし晩年の作品でノートルダム・デュ・オー礼拝堂(ロンシャン礼拝堂)は、それが本当の彼なのか、曲線を多用した彫刻的造形になっています。訪れた時は大変ショックを受けました。
コルンハウス/アム・ホルンの鉄骨実験住宅 エルベ川辺にあるコルンハウスです。現在でもカフェ&レストランとして営業しており、川辺に向かい、ガラス貼りの半円棟が突き出していて、エルベ川の流れを見ながら食事をすることが出来るので、とても気持ちの良い空間になっています。 もうひとつはデッサウ郊外のテルテン地区にはゲオルク・ムッヘ+アドルフ・マイヤーのアム・ホルンのバウハウス鉄骨実験住宅です。
ノヴォ社製薬工場/デンマーク国立銀行 1969年に完成したノヴォ社製薬工場。白のファサード、アールコーナーは当時のヤコブセンの特徴が表現されています。奥には1935年に建てられた研究所があります。 そしてデンマーク国立銀行は彼の遺作となりました。
ユニテ・ダビタシオン(マルセイユ) ここはマルセイユ郊外のユニテ・ダビタシオン。 彼はヨーロッパ各地にユニテ・ダビタシオン(集合住宅)を設計していますが、これは最初に建築された作品です。そのコンセプトは現代の集合住宅の基礎になっているといっても、過言ではないでしょう。
テート・モダン/ラバン・センター ヘルツォーク&ド・ムーロンのテート・モダンは、世界で今もっとも注目されている現代美術館のひとつで、テムズ河を挟んでセントポール大聖堂と向き合うように位置しています。 ラバン・センターはサウス・ロンドンのデプトフォードに建てられているヨーロッパ最大規模のモダン・ダンス研究所。
ストックホルム市立図書館 アスプルンド設計のストックホルム市内にある市立図書館です。 円筒状の外観は、館内に入ると360度の書棚になって広がっています。本棚には書籍がぎっしりあり3層になっているので、見渡すと圧巻です。
コンテナハウス学生寮 アムステルダムには、同じようなコンテナハウスがいくつもあります。 その中で一番良いかな。デザインがよく家賃も安いので、学生には人気なんだそうです。ローコストでカッコイイ見本ですね。
アグバル・タワー アグバル・タワー(アグアス・デ・バルセロナ)は、ジャン・ヌーベルが設計したバルセロナ水道会社のビルです。アラブ世界研究所設計で一躍有名になった彼らしく、ガラスを多用した建築になっています。
サグラダ・ファミリア(聖家族)贖罪聖堂 このサグラダ・ファミリア(聖家族)贖罪聖堂は、構造的にも自然界のいろいろな物をモチーフにして造られいます。ほぼすべてが曲線からなる建造物で、外観は巨大彫刻のようです。 建築というより芸術作品という印象で、ガウディーは、ネオ・ゴシック様式の構造上の欠点を、この建物において幾何学的に研究したと言われています。
テルメ・ヴァルス・スパセンター テルメ・ヴァルス・スパセンターは、チューリッヒから電車とバスを乗り継いで約2時間30分、ピーター・ズントーが設計した、スイス山奥にある温泉施設(スパ棟)のことです。 長期の滞在目的で造られています。
ユトレヒト大学/市立中央博物館 ユトレヒト大学はオランダ最大規模の大学であり、7つの学部で構成されています。現在、学生数は約26,000人在籍。 1636年に設立されオランダの大学としてはライデン大学に次ぐ古さを誇っています。1584年に設立されたユトレヒト市図書館は、大学設立と一体になっていてオランダ北部では最大規模のものです。ここではレム・コールハースのエデュカトリアムを初めに、校内の建築と市立中央美術館のご紹介します。