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ブラック・マドンナ(黒い聖母の家)

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ブラック・マドンナ(黒い聖母の家)はキュビズム様式の建築です。
この建築様式の建物は、ここチェコでしか見ることができません。
この様式はわずか10数年の短いローカルな流行で終わっています。


ブラック・マドンナ(黒い聖母の家)(1912) ヨーゼフ・ゴチャール








絵画の世界ではピカソをはじめキュビズムは発展しましたが、建築はここで終わりました。
基本概念である「複数の視点からみた世界を平面上に共存させる」ということが、3次元である建築には不向きだったのかも。
しかし貴重な建物として建築史の1ページを飾っています。

この建築の外観は他のキュビズム建築に比べると、少しマイルドなスタイルです。
当時としても前衛的な建物で目立つはずですが、案外まわりに溶け込んでいるので、通り過ぎてしまいました。
鉄筋コンクリートの建築。
3階以上が美術館になっていて、プラハ国立美術館のひとつでもあります。

ブラック・マドンナの由来は、建物の2階右角に黒い聖母さまがいらっしゃるからだそうです。





 





美しく魅力ある螺旋階段。ここから2階にあるカフェへ上がります。











グランド・カフェ・オリエントは昔のカフェを再現して営業しています。











Tabi/世界の建築 2014年3月
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