セント・ヤコブ・パーク/シグナルボックス セント・ヤコブ・パークは、ボコボコと飛び出した半透明のポリカーボネートで覆われています。併設部はコンクリートをくり抜いたようなPC板が貼ってあり、スタジアムに比べて対称的な印象です。 シグナルボックスはバーゼル駅の信号舎。同じデザインのものが2箇所あります。銅の雰囲気も鉄道になじんでみえました。
アムステルダム東部湾岸地区の再開発 アムステルダム東部湾岸地区の再開発は、慢性的な住宅不足を補うために、アムステルダムの中心部に隣接する旧港湾エリアを、住宅に転用したプロジェクトです。 もともと地区内には造船・修理用につくられた5つの島があり、それぞれの島ごとに異なるコンセプトの開発が行われました。
DG銀行/在ベルリン・北欧諸国大使館 フランク・ゲーリーのDG銀行は既存建物のリノベーションです。 北欧諸国大使館はアルフレッド・ベルゲガー+ティナ・パーキネンが設計しました。デンマーク、フィンランド、アイスランド、ノルウェー、スウェーデンの北欧5カ国合同の大使館です。全体を開閉式の銅板のパネルに囲まれていてとてもスマートな印象です。
バルセロナの記憶 スペイン首都マドリードに次ぐ第2の都市バルセロナは、スペイン北東部に位置するカタルーニャ州の州都です。フランスとの国境にも近く、バルセロナ県の県都で、スペインの地中海沿岸最大の港湾都市でもあります。 街の散策と、タピエス美術館・ミロ美術館・デザインホテルなどを紹介します。
スーホルム スーホルム集合住宅は三期にわたって建築されました。 一期は5戸、二期は9個、三期は4戸で、全18戸のテラスハウスです。 全体を通しての特徴は、デンマーク特有の北欧らしい黄色レンガの外壁で、ヤコブセン建築によくみられた白い外壁やアールはありません。
カイシャ・フォーラム カイシャ・フォーラムは、かつて繊維工場だった建物を改築して出来た美術館です。 磯崎新が2002年にリノベーション設計しました。リノベーションされた入り口部分が、磯崎新のデザインです。
エイヘンハールト集合住宅/デ・ダヘラート集合住宅 エイヘンハールト集合住宅は、アムステルダム派建築としての最高傑作です。労働者や児童など一般庶民の為に建設された住宅で、レンガの曲線が見どころです。 デ・ダヘラート集合住宅は、低所得者向け住宅ですが、とてもそんな風には見えません。
ストックホルムの記憶 スウェーデンの首都、ストックホルムは北欧を代表する世界都市です。 スウェーデン最大の都市でもあり、人口は約75万人。近郊の小島などと一緒になって都市を形成しているため、「水の都」「北欧のヴェネツィア」ともいわれるほど水辺に近い、浮島集合体の都市です。
グエル公園 バルセロナの山の手にあるこの公園は、エウゼビオ・グエル氏の依頼により、富裕層向け未来住宅地を構想して造られました。 60棟の分譲予定で販売したが、実際に売れて居住したのはグエル氏、ガウディーとその友人の3軒。結局資金面等の問題もあり、工事は中断し、商業的には失敗に終わりました。1922年に公園としてバルセロナ市に寄贈され、一般公開されています。
サヴォア邸 コルビュジェ建築に触れれば触れるほど、彼は単純に人々が感動し豊かな生活を送ることが出来るための、ミニマムな構造物を意識してデザインしてきたように思えます。 そこが近代建築バージョンの中で「わび」を感じさせてくれるので、日本人の私は好きなのかもしれません。
ナショナル・ギャラリー/AEGタービン工場/バウハウス展示館 ここではミース・ファン・デル・ローエのナショナル・ギャラリーを始め、ペーター・ベーレンスのモダニズム建築初期の代表作、AEGタービン工場とグロピウスたちのバウハウス展示館を紹介します。 ベーレンスは彼の事務所にコルビュジエ、ミース、グロピウスが一時在籍していたことで、モダニズム建築の発展に多大なる影響を与えた人物として有名です。
ベルビューシアター/レストランヤコブセン 曲線を用いたデザインが特徴のベルビューシアター。 その左隣にレストランがあります。 今日はここでランチですね。 その他にヤコブセン設計の海岸の監視台とGSスタンドです。
スカンセン スカンセンとは、昔の建物などをスウェーデン中から集め、保存するために作られた世界最古の野外博物館です。 日本でいうと明治村に似ていますが、一時代だけではなく、かなり古い時代からの建物もあります。中にはその時代の衣装を着たガイドさんが当時の生活スタイルを再現しています。
アムステルダムの記憶 人口約72万人、街なかの歴史的建物と運河が調和して、人々と共に暮らすというスタイルのアムステルダムです。 目立つ政策として1970年代から自転車利用の街づくりが行われています。自転車専用道路の整備、自転車通勤による所得税控除などあらゆるところで積極的に取り組まれており、現在では人口ひとりあたりの自転車保有率が世界一の国になっています。
フォーラムビル バルセロナ・フォーラムビルは、ヘルツォーク&ド・ムーロンの設計です。 7本の柱の上にほぼ正三角形(183×188×177)の巨大チーズ型建造物を乗せて浮かべた、高さが約25メートルもあるビルです。内部には、3200席ものオーディトリアムがあります。
カサ・ミラ こちらもバルセロナのパセオ・デ・グラシア通りに面して建っている6階建の集合住宅です。 2つのパティオを中心にして住居(各階4戸)が配置され、地下には駐車場があります。建物の装飾(バルコニー手すり等)はガウディの弟子、ジュジョールによるもので、現在でも住人がいて、建物内にはガウディー小博物館もあります。ガウディーが手がけた最後の私邸です。 これも現代建築とは程遠い様式で、サグラダ・ファミリア同様、直線部分をもたない建物になっていて、ゴツゴツした滑らかな岩の塊というイメージ。屋上には、彫刻的な鉄仮面煙突や埴輪換気塔が立ち並んでいます。
ラ・トゥーレット修道院 ロンシャン礼拝堂から約4年後、リヨン郊外に建つコルビュジェ晩年の傑作の一つ、ラ・トゥーレット修道院です。 コルビュジエの言葉の中で、「建築は光のもとで繰り広げられる、巧みで正確で壮麗なボリュームの戯れである」という言葉がありますが、この探訪で、特に感じることが出来ました。