20世紀の巨匠建築家としてその功績は高く評価されつづけています。
近代建築の三大巨匠の1人。黄金比率に魅せられ、幾何学形態の中に建築のモチーフを見出し、たくさんの作品を手がけました。
19世紀からの近代合理主義をモダニズムデザインという新しい美学へと結晶させていった人物で有名です。現在の都市のあらゆる建築にその思想は受け継がれ、さらに絵画や彫刻、都市計画などといった分野でも多彩な才能を発揮しました。また、彼の事務所に所属した日本人愛弟子、坂倉準三、前川國男、吉阪隆正らは日本のモダニズム建築の先駆けとなり、丹下健三などの日本の建築に大きく影響を与えたと言われ、日本の近代建築に大きく貢献しました。
上野にある「国立西洋美術館」が日本での彼の唯一の作品です。