ラディソンSASロイヤルホテル ここは宿泊場所でもあるヤコブセン設計のラディソンSASロイヤルホテル。空港からタクシーで30分位のコペンハーゲン市内にあります。 ラディソンSASロイヤルホテルは、彼が建築から照明のスイッチに至るまでトータルデザインしました。ミッドセンチュリー期の名作、「スワンチェア」と「エッグチェア」は、このホテルの設計の為にデザインされました。
カップマルタンの小屋/お墓 カップマルタンにある彼の休暇小屋。 南フランス・コートダジュールの海岸を見下ろすかたちで建てられてます。この小屋はモデュロールで構成されていて、コートダジュールの海をこよなく愛した彼の別荘です。しかし彼の妻イヴォンヌは狭くて窮屈なこの空間は好まなかったようです・・。
バルセロナ現代美術館 バルセロナ現代美術館(MACBA)は、アメリカのリチャード・マイヤー(1934-)による設計です。 彼は純粋なモダニズム建築家として知られていて、ロサンゼルスの美術館、ゲッティ・センターで広く有名になりました。1984年にはプリツカー賞を受賞しています。
セントヴェネディクト教会 クール地方にあるセントヴェネディクト教会も、ズントーが設計したスイス山奥にある教会。 スンビッツ駅が最寄駅です。この建物はこの地方独特の木組みで建築されています。とてもすばらしい。
ロイズビル/マイ・ホテル/ロンドンの記憶 リチャード・ロジャースのロイズビルとマイ・ホテル、ロンドンの記憶を紹介します。 前回の建築探訪の時に、テムズ川沿いのリチャード・ロジャース事務所へ訪問した際、内部を見学させてもらい、挨拶だけでしたが本人と会うことができたことをを思い出しました。
ストックホルム市庁舎 ナショナル・ロマンティシズム建築の傑作で、一般にはノーベル賞の記念晩餐会が行われる場所で有名です。ラグナル・エストベリの設計で、1923年に完成しました。 メーラレン湖沿いにある立地なので、ヴェネツィア、サンマルコ広場にあるドゥカーレ宮殿を意識したとされています。
LLOYD HOTEL 歴史的建造物でもあるアムステルダム派全盛期以前に立てられたロイド・ホテルは、 外観装飾が見事なばかりではなく、内部ではアムステルダムの文化に関する様々な情報を提供しています。1920年に建築され、2003~2004年にかけてホテルとしてリノベーションされました。
カサ・バトリョ バルセロナのパセオ・デ・グラシア通りに面して建つ、海をテーマにして改修された地上5層、地下1層で、屋根裏階が1層ある集合住宅です。 1870年頃に建てられた住宅を資本家、ジュゼップ・バッリョ・イ・カザノバス氏の依頼でこの住宅改築を行いました。曲線的デザインが特徴で、自然光を効果的に取り込んで、その計算された濃淡のあるタイルやステンドグラスの装飾配置が見事です。
ロンシャン礼拝堂 近代建築の巨匠として、インターナショナル・スタイルを目指したル・コルビュジエは、建築史的にもモダニズム建築の第一人者としてのイメージが大勢でしょう。 しかし晩年の作品でノートルダム・デュ・オー礼拝堂(ロンシャン礼拝堂)は、それが本当の彼なのか、曲線を多用した彫刻的造形になっています。訪れた時は大変ショックを受けました。
コルンハウス/アム・ホルンの鉄骨実験住宅 エルベ川辺にあるコルンハウスです。現在でもカフェ&レストランとして営業しており、川辺に向かい、ガラス貼りの半円棟が突き出していて、エルベ川の流れを見ながら食事をすることが出来るので、とても気持ちの良い空間になっています。 もうひとつはデッサウ郊外のテルテン地区にはゲオルク・ムッヘ+アドルフ・マイヤーのアム・ホルンのバウハウス鉄骨実験住宅です。
ノヴォ社製薬工場/デンマーク国立銀行 1969年に完成したノヴォ社製薬工場。白のファサード、アールコーナーは当時のヤコブセンの特徴が表現されています。奥には1935年に建てられた研究所があります。 そしてデンマーク国立銀行は彼の遺作となりました。
ユニテ・ダビタシオン(マルセイユ) ここはマルセイユ郊外のユニテ・ダビタシオン。 彼はヨーロッパ各地にユニテ・ダビタシオン(集合住宅)を設計していますが、これは最初に建築された作品です。そのコンセプトは現代の集合住宅の基礎になっているといっても、過言ではないでしょう。
スカンセン スカンセンとは、昔の建物などをスウェーデン中から集め、保存するために作られた世界最古の野外博物館です。 日本でいうと明治村に似ていますが、一時代だけではなく、かなり古い時代からの建物もあります。中にはその時代の衣装を着たガイドさんが当時の生活スタイルを再現しています。
アムステルダムの記憶 人口約72万人、街なかの歴史的建物と運河が調和して、人々と共に暮らすというスタイルのアムステルダムです。 目立つ政策として1970年代から自転車利用の街づくりが行われています。自転車専用道路の整備、自転車通勤による所得税控除などあらゆるところで積極的に取り組まれており、現在では人口ひとりあたりの自転車保有率が世界一の国になっています。
フォーラムビル バルセロナ・フォーラムビルは、ヘルツォーク&ド・ムーロンの設計です。 7本の柱の上にほぼ正三角形(183×188×177)の巨大チーズ型建造物を乗せて浮かべた、高さが約25メートルもあるビルです。内部には、3200席ものオーディトリアムがあります。
カサ・ミラ こちらもバルセロナのパセオ・デ・グラシア通りに面して建っている6階建の集合住宅です。 2つのパティオを中心にして住居(各階4戸)が配置され、地下には駐車場があります。建物の装飾(バルコニー手すり等)はガウディの弟子、ジュジョールによるもので、現在でも住人がいて、建物内にはガウディー小博物館もあります。ガウディーが手がけた最後の私邸です。 これも現代建築とは程遠い様式で、サグラダ・ファミリア同様、直線部分をもたない建物になっていて、ゴツゴツした滑らかな岩の塊というイメージ。屋上には、彫刻的な鉄仮面煙突や埴輪換気塔が立ち並んでいます。
ラ・トゥーレット修道院 ロンシャン礼拝堂から約4年後、リヨン郊外に建つコルビュジェ晩年の傑作の一つ、ラ・トゥーレット修道院です。 コルビュジエの言葉の中で、「建築は光のもとで繰り広げられる、巧みで正確で壮麗なボリュームの戯れである」という言葉がありますが、この探訪で、特に感じることが出来ました。