落水荘(フォーリング・ウォーター) 落水荘(フォーリング・ウォーター)ことカフウマン邸。 ピッツバーグから自動車で2時間位のペンシルベニア州、ミルランの山の中にあります。 フランク・ロイド・ライト晩年の作品で、当時どん底の状況から復活することが出来た作品で、彼の代表作の一つとなりました。
ロビー邸 ロビー邸は、シカゴ大学に隣接して建っています。 フランク・ロイド・ライトの水平を強調したデザイン、プレーリースタイル(草原住宅様式)の代表作です。ライトは日本文化・住宅の影響を受けたと言われていて、その後、独自のアメリカンスタイルを確立してゆきました。
ホーム&スタジオ ここはシカゴ郊外、オークパークにあるライトの住宅兼設計スタジオです。 ルイス・サリヴァン事務所を辞めて、ここからスタートしました。しかし自身のプライベートなスキャンダルにより、1909年、この事務所を閉じてからは二度と戻ることはなかったそうです。
オークパークの住宅群 オークパークには、ホーム&スタジオの周りに初期のライトが設計した住宅が30軒以上あり、いろんなことがあった独立前と独立後の住宅も、仲良く並んで建っています。 また、この街でプレーリースタイルを確立させてゆきましたが、施主の妻ママー・チェニーとの不倫で、没落していった始まりの街でもあります。
ユニティ・テンプル こちらもオークパークにある、フランク・ロイド・ライト最初の公共建築物です。 ユニティ・テンプルはライトにとって初めてのコンクリート造りでもありました。テンプルとは神のみを礼拝する神殿を意味しており、キリストの教会ではありません。
ケンタックノブ ケンタックノブは、落水荘(フォーリング・ウォーター)からほど近い山の中にあります。 落水荘から約20年位後に建設された住宅ということもあって設備は近代化され、デザイン的にも洗練されて自然のなかに溶け込んだ、とても美しいプレーリースタイルの住宅です。
グッゲンハイム美術館(ニューヨーク) ニューヨーク5番街のソロモン・R ・グッゲンハイム美術館は、長生きしたライトの遺作の一つになりました。 残念ながらライトが亡くなってから完成をしたので、本人が見届けることは出来ませんでした。建物は巻貝のような構造になっていて、基本的には上から下へ回りながら展示物を鑑賞するスタイルになっています。
マリン郡庁舎 サンフランシスコから自動車で30分位にあるマリン郡庁舎です。 フランク・ロイド・ライトの最後の公共建築ですが、こちらもライトの遺作となり、彼は完成を見届けることが出来ませんでした。建物のいたるところに円によるデザインがあり、彼の人生テーマだったのかも知れません。
グラスハウス(ガラスの家) ここはマンハッタンから電車で1時間程にあるニューカナーンという街にあります。 フィリップ・ジョンソンは約19万平方メートルにも及ぶ敷地の中に、ガラスの家を含め、10もの建物をその森のなかに建築しました。道楽の舞台ともいえる敷地全体が、彼の代表作になりました。
ソニープラザビル(旧AT&Tビル) マンハッタンのソニープラザビル(旧AT&Tビル)は、 フィリップ・ジョンソンによるポストモダニズムの代表的な建築になりました。モダニズム建築への批判(合理的すぎる)から生まれたスタイルで、1980年代に流行しました。ビルなので、内部はエントランスのみの撮影です。
シーグラムビル シーグラムビルはミース・ファン・デル・ローエとフィリップ・ジョンソンとの共同設計で、 ニューヨークのパークアヴェニュー375番地にある高層ビルです。鉄骨とガラスのカーテンウォールで造られた、インターナショナルスタイルの代表的なビルとなりました。
旧帝国ホテル本館(ライト館) フランク・ロイド・ライトが設計した当時の帝国ホテル本館「ライト館」は、 現在、愛知県犬山市の明治村にその玄関部分だけ移築されて残っていて、その姿に感じ入ることが出来ます。また、東武ワールドスクウェア(栃木県日光市)では、1/25スケール模型で全体像を見ることができます。
自由学園明日館 東京都豊島区にある自由学園の明日館です。 自由学園は1921年、羽仁吉一・もと子夫妻により女学校として創立されました。夫妻は校舎の設計を友人の遠藤新の紹介で、当時帝国ホテルの設計で来日していたフランク・ロイド・ライトにその設計を依頼しました。
ヨドコウ迎賓館(旧山邑邸) 兵庫県芦屋市の小高い丘の上にある旧山邑邸は、 現在ではヨドコウ迎賓館になっています。日本におけるフランク・ロイド・ライトの設計のなかで、もっとも完全な形で現存していることで有名な建物です。設計監修は遠藤新。
甲子園会館(旧甲子園ホテル) 甲子園会館(旧甲子園ホテル)は兵庫県西宮市にあります。 東の帝国ホテル、西の甲子園ホテルと言われていました。現在では武庫川女子大学の甲子園会館として大学のキャンパスになっています。設計は遠藤新ですが、ライトを髣髴させるライト式デザインですよ。
オールド・インペリアル・バー(帝国ホテル) 現在の東京日比谷、帝国ホテル、オールド・インペリアル・バーの中にフランク・ロイド・ライトのライト館の面影を感じさせるものが残されています。カウンター中央のテラコッタ、店内左奥の大理石がオリジナルのままで当時を偲ばせています。
ニューヨーク近代美術館(MoMA) ニューヨーク近代美術館ことMoMA(モマ)は、マンハッタン、ミッドタウン53丁目にあり、モダンアートを中心に10万点以上の所蔵品を誇ります。 2004年に谷口吉生が展示面積の増床と全体整理を目的に、改装と増築の設計を行い、再オープンして現在に至っています。
新美術館 マンハッタンの南部、バワリー地区にある新美術館(ニュー・ミュージアム・オブ・コンテンポラリー・アート)です。 2010年プリツカー賞受賞の日本人ユニット、SANAA(妹島和世・西沢立衛)が設計しました。建物をずらして配置し、そこに出来るサイドのトップライトから、自然光が入るように工夫されています。
モルガン図書館&美術館 36丁目にあるモルガン図書館&美術館(モルガン・ライブラリー・アンド・ミュージアム)は、金融王JPモルガン氏の元書斎と図書室でした。 2006年にレンゾ・ピアノによって増改築工事がなされ、内部はガラス張りを多用したモダンデザインになっています。とても素晴らしい。
マンハッタンの摩天楼ビル 20世紀初頭からアメリカの繁栄の象徴として、ニューヨーク・マンハッタンに摩天楼ビル(高層建築)が建設され始めます。 クライスラービル、エンパイア・ステート・ビルディングなど、その歴史を担ういくつかのビルを紹介します。(有名ですね)