軍艦島 長崎港から南西に約19キロの沖合にある「端島(はしま)」こと軍艦島は、建物が立ち並ぶその姿が軍艦「土佐」に似ていることから、そう呼ばれるようになりました。 1916年、ここで日本初の鉄筋コンクリート造の高層集合住宅が建設されています。
福建土楼 福建土楼とは、中国福建省南東部の山間にある土楼群のことです。 その中の一部に、「客家土楼」(はっかどろう)と言われている土楼があります。 その土楼とは、正統な漢民族(客家)の一族が、戦乱を逃れて南へ移動するなかで建造した、要塞型・巨大集合住宅のことです。
パンテオン 初代パンテオンは紀元前25年頃、初代皇帝アウグストゥスの腹心、アグリッパが建築しました。 のちにローマ神を崇める万神殿として使用されましたが、火事で無くなっています。 現在の建物は2代目で、14代皇帝ハドリアヌスによって再建されました。
コロッセオ コロッセオは、第9代ローマ皇帝ウェスパシアヌスから建設され、第10代皇帝ティトゥスによって使用が始められました。 これもローマン・コンクリートで出来ています。 この円形闘技場には、大勢の命が奪われるという悲しい歴史があります。
サン・ピエトロ大聖堂 現在のサン・ピエトロ大聖堂(聖ペテロ)は2代目で、1626年に完成しています。 教会建築としてのバロック・ルネッサンス様式の大聖堂は、世界最大級の大きさを誇っています。 カトリック教会の総本山で、ヴァチカン市国内にあります。
ヴァチカン美術館 ヴァチカン美術館はサン・ピエトロ教会に隣接した、ヴァチカン宮殿内にあります。 古代ギリシャの美術品をはじめ、ミケランジェロの絵画で有名なシスティーナ礼拝堂、ラファエロの間などがあるとても巨大な美術館です。
ドゥオモ(フィレンツェ) フィレンツェのドゥオモは、サンタ・マリア・デル・フィオーレ教会の大聖堂のことを指します。 教会は「大聖堂」「サン・ジョヴァンニ洗礼堂」「ジョットの鐘楼」の3つの建物で構成されています。 大聖堂はイタリアンゴシックでもある初期ルネサンス建築の代表作。
ヴェッキオ宮殿 ヴェッキオ宮殿はシニョリーア広場に面しています。 アルノルフォ・ディ・カンビオがデザインし、最初は政庁舎として使用され、その後メディチ家のコジモが一時住居としていました。 現在は市庁舎として使用されています。
ヴェッキオ橋 ヴェッキオ橋はアルノ川に架かっています。 フィレンツェで一番古い橋で、現在では宝飾店が軒を連ねています。橋の上部にあるヴァザーリの回廊は、当時メディチ家がヴィッティ宮殿からヴァッキオ宮殿などへ移動する際に使用しました。
フィレンツェの風景 フィレンツェはルネサンス芸術溢れる花の街と称賛されています。 街全体が美術館のようで、その統一された建築群は15世紀のメディチ家による美しい都市づくりのコンセプトが受け継がれているからでしょう。
ヴェネチアへ ヴェネチアは、別名「水の都」「アドリア海の女王」とも呼ばれています。 湿地帯の干潟に大量の丸太を打ち込んで土台とし、その上に建物を乗せて街づくりをしました。 世界的にも有数な美しい都市として有名です。
サン・マルコ広場 サン・マルコ広場は海からの玄関口です。 全体にはL字の広場になっており、回廊のある建物に囲まれています。広場にはサン・マルコ寺院、ドゥカーレ宮殿などがあります。 アックア・アルタと呼ばれる現象で、10月から1・2月頃までは水没してしまいます。
プンタ・デラ・ドガーナ プンタ・デラ・ドガーナは17世紀に建設されたヴェネチアの旧税関です。 グッチなどを傘下にもつフランソワ・ピノー氏が、安藤忠雄氏にリニューアルデザインを依頼し、現代美術館として蘇りました。
ヴェネチアの風景 ヴェネチアの街中を散策します。 イタリア半島東側の根元でアドリア海の最深部に位置するこの島へ、毎日人口の2倍程の旅行者が訪れます。 とても美しい街ですが、収入のほとんどを観光に依存しているなどの問題があるそうです。
ゴンドラ散策 ヴェネチアのゴンドラとは伝統的な手ごき船のことです。 18世紀には数千のゴンドラが交通手段として存在しましたが、時代とともにモーターボートへ移り変わり、現在では約300隻ほどで、そのほとんどが観光用の船です。
ドゥオモ(ミラノ) ミラノのドゥオモは1386年から建築され、約500年後の19世紀に完成した世界最大級のゴシック建築です。都市の中心に位置し、ミラノのシンボルになっている大聖堂です。 135本もある尖塔や彫刻などの装飾が美しい。
ガレリア イタリア初代国王の名前にちなんで、ヴィットリオ・エマヌエーレ2世のガレリアと呼ばれています。 ショッピングアーケードのことで、中には「プラダ」の本店などのナショナルブランドをはじめ、本屋・カフェなどがあります。 建物の間に架けられた鉄とガラスで出来ている屋根の造形が、これまたすばらしい。
スフォルツェスコ城 スフォルツェスコ城の内部は、現在市立博物館になっています。 イタリア貴族の家系、ヴィスコンティ家によって築城されました。その後スフォルツァ家に支配権を奪われ、城も改築されています。 昔は函館五稜郭のような星型防衛線が設けられていました。
スカラ座 ミラノ・スカラ座はイタリアオペラ界の最高峰として認知されています。 当時の歌劇場建築にしては地味な印象を受けますが…。 現在のスカラ座は2004年にマリオ・ボッタによって改修工事され、床面積が3倍近くになりました。