マサンスの老人ホーム/ローマ遺跡シェルター こちらはクール地方の豊かな自然に包まれた、福音派の教会が所有するマサンスの老人ホーム。 ローマ遺跡のためのシェルターは、木製ルーバーを多用した空間になっていて、シンプルですが部材の組合わせによる細部のディテールがすばらしい。 これらもズントー建築です。
メンデルスゾーン記念館/職業安定所/外廊下型の集合住/宅消費者組合ビル テルテン地区にある、グロピウスやバウハウスの建築家たちが設計したいくつかの建物を紹介します。 低所得者層向けの集合住宅(テルテン・ジードルンク)、そのほか世界で初めて外廊下形式を採用した赤レンガの集合住宅、半円形の建物で職種ごとに異なる扉を用意した職業安定所、店舗と住棟が複合した消費者組合ビルなどが、この地区に点在しています。
ヴェラヴィスタ クランペンボー海岸沿いのべルヴュー地区に1934年竣工のヴェラヴィスタは、高級リゾート開発内の住宅として建築されました。白亜の集合住宅でオーシャンビュー。 この同時代の日本(昭和9年)では考えられない光景ですね。向って右隣にレストラン・ヤコブセン、ベルビューシアター(1937年竣工)、左隣にはスーホルムが並んで建築されています。
カイシャ・フォーラム カイシャ・フォーラムは、かつて繊維工場だった建物を改築して出来た美術館です。 磯崎新が2002年にリノベーション設計しました。リノベーションされた入り口部分が、磯崎新のデザインです。
エイヘンハールト集合住宅/デ・ダヘラート集合住宅 エイヘンハールト集合住宅は、アムステルダム派建築としての最高傑作です。労働者や児童など一般庶民の為に建設された住宅で、レンガの曲線が見どころです。 デ・ダヘラート集合住宅は、低所得者向け住宅ですが、とてもそんな風には見えません。
ストックホルムの記憶 スウェーデンの首都、ストックホルムは北欧を代表する世界都市です。 スウェーデン最大の都市でもあり、人口は約75万人。近郊の小島などと一緒になって都市を形成しているため、「水の都」「北欧のヴェネツィア」ともいわれるほど水辺に近い、浮島集合体の都市です。
グエル公園 バルセロナの山の手にあるこの公園は、エウゼビオ・グエル氏の依頼により、富裕層向け未来住宅地を構想して造られました。 60棟の分譲予定で販売したが、実際に売れて居住したのはグエル氏、ガウディーとその友人の3軒。結局資金面等の問題もあり、工事は中断し、商業的には失敗に終わりました。1922年に公園としてバルセロナ市に寄贈され、一般公開されています。
サヴォア邸 コルビュジェ建築に触れれば触れるほど、彼は単純に人々が感動し豊かな生活を送ることが出来るための、ミニマムな構造物を意識してデザインしてきたように思えます。 そこが近代建築バージョンの中で「わび」を感じさせてくれるので、日本人の私は好きなのかもしれません。
ナショナル・ギャラリー/AEGタービン工場/バウハウス展示館 ここではミース・ファン・デル・ローエのナショナル・ギャラリーを始め、ペーター・ベーレンスのモダニズム建築初期の代表作、AEGタービン工場とグロピウスたちのバウハウス展示館を紹介します。 ベーレンスは彼の事務所にコルビュジエ、ミース、グロピウスが一時在籍していたことで、モダニズム建築の発展に多大なる影響を与えた人物として有名です。
ベルビューシアター/レストランヤコブセン 曲線を用いたデザインが特徴のベルビューシアター。 その左隣にレストランがあります。 今日はここでランチですね。 その他にヤコブセン設計の海岸の監視台とGSスタンドです。
ラ・ロッシュージャンヌレ邸 ラ・ロッシュージャンヌレ邸はコルビュジェの兄、音楽家のアルベール・ジャンヌレの家とバーゼルの銀行家、絵画コレクターのラウル・ラ・ロッシュ邸との2世帯住宅です。 外観では2戸一体になっていますが、内部は壁で仕切られています。
セント・ヤコブ・パーク/シグナルボックス セント・ヤコブ・パークは、ボコボコと飛び出した半透明のポリカーボネートで覆われています。併設部はコンクリートをくり抜いたようなPC板が貼ってあり、スタジアムに比べて対称的な印象です。 シグナルボックスはバーゼル駅の信号舎。同じデザインのものが2箇所あります。銅の雰囲気も鉄道になじんでみえました。
アムステルダム東部湾岸地区の再開発 アムステルダム東部湾岸地区の再開発は、慢性的な住宅不足を補うために、アムステルダムの中心部に隣接する旧港湾エリアを、住宅に転用したプロジェクトです。 もともと地区内には造船・修理用につくられた5つの島があり、それぞれの島ごとに異なるコンセプトの開発が行われました。
DG銀行/在ベルリン・北欧諸国大使館 フランク・ゲーリーのDG銀行は既存建物のリノベーションです。 北欧諸国大使館はアルフレッド・ベルゲガー+ティナ・パーキネンが設計しました。デンマーク、フィンランド、アイスランド、ノルウェー、スウェーデンの北欧5カ国合同の大使館です。全体を開閉式の銅板のパネルに囲まれていてとてもスマートな印象です。
バルセロナの記憶 スペイン首都マドリードに次ぐ第2の都市バルセロナは、スペイン北東部に位置するカタルーニャ州の州都です。フランスとの国境にも近く、バルセロナ県の県都で、スペインの地中海沿岸最大の港湾都市でもあります。 街の散策と、タピエス美術館・ミロ美術館・デザインホテルなどを紹介します。
スーホルム スーホルム集合住宅は三期にわたって建築されました。 一期は5戸、二期は9個、三期は4戸で、全18戸のテラスハウスです。 全体を通しての特徴は、デンマーク特有の北欧らしい黄色レンガの外壁で、ヤコブセン建築によくみられた白い外壁やアールはありません。
SUVA集合住宅&オフィス/シャウラガー美術館 SUVA集合住宅&オフィスは、1950年に建設された建物のリニュアル。簡単に表現すると既存建物をガラスで覆ったダブル・スキン構造です。 シャウラガー美術館のシャウラガーとはドイツ語で「見る」と「倉庫」の造語。ドーンという感じですね。ワラと土を混ぜて、凝縮し練って造ったような・・。
ユダヤ博物館/トポグラフィー・オブ・テラー ユダヤ博物館はダニエル・リベスキンドの設計。細長い長方形の折紙を折りたたんだような形に見えます。鋭角に切り裂かれたような外観のスリットが特徴的。歴史的に思えば過激なデザインだなと感じましたが、二度と繰り返さないという意味で、強いメッセージになっています。 トポグラフィー・オブ・テラーはベルリンの壁(1961-1989)が一部残されていて、展示場になっている施設です。
スイス学生会館/ブラジル学生会館 パリ南部のジャルダン大通りにある国際大学都市。 広大な敷地のなかに37に及ぶ寮があり、今回紹介するスイス学生会館、ブラジル学生会館をはじめ、日本館もあります。それぞれの国にちなんだ建築様式で建築されています。